夫婦の実例
台湾人の夫婦、結婚7年目にして不妊に悩むも、ついに体外受精で幸運な妊娠を実現!
方さんは現在32歳、上海出身で、金融機関に勤めるOLです。25歳の時にご主人と出会い、恋愛の末に結婚。その後、夫と共に台湾に移住し、暮らし始めました。結婚後は夫婦仲も良く、仕事も順調でしたが、唯一の悩みは子どもができないことでした。自身のプレッシャーや周囲の親戚からの期待が重なり、夫婦にとって大きなストレスとなっていました。
夫婦は病院で検査も受けましたが、若い頃に仕事を優先しすぎた影響で、方さんは卵巣機能の低下が見られ、ご主人であるYさんの精子の質もあまり良くないとの診断でした。妊娠の確率は低いながらも、可能性はゼロではないということで、その時はまだ若いからと自然に任せてみようという結論に至りました。
しかし、年月が経っても嬉しい知らせは訪れませんでした。親戚からの声も「いつ子どもの準備をするの?」や「若いうちに頑張らないとね!」といった内容から、「ちゃんと検査した?体に問題はないの?」と、徐々に変化していきました。周囲の無遠慮な質問は、夫婦をますます追い詰めていきました。
気づけば夫婦ともに30代を迎え、この年齢が意味することをしっかりと理解していました。子どもを授かるため、夫婦は台湾各地の病院を巡り、数えきれないほどの薬を試しましたが、なかなか成果が出ませんでした。そんな時、友人の勧めで体外受精を検討するようになり、インターネットでの情報収集を経て、方さんは私たち「麗舍」に出会い、試管(体外受精)のプランに契約されました。
2023年1月、方さん夫婦は病院で医師の診察を受け、二人の状況に応じた科学的な卵子と精子の養成プランを組んでもらい、体の調整を始めました。診察後、方さんは私たちにこう話してくれました。「やっと赤ちゃんが来る気がします。ずっと抱えていた重圧がなくなりそうです」
2023年4月、夫婦は再度身体検査を受け、評価の結果、正式に体外受精のサイクルへと進むことになりました。努力が実り、最終的に15個の卵子が採取され、そのうち3つの胚盤胞(2男1女)の培養に成功しました。
5月にまず男児胚の移植を試みましたが、残念ながら2回とも着床には至りませんでした。この結果は方さんにとって大きな精神的打撃となりましたが、幸いにも彼女には素晴らしいパートナーがいました。ご主人自身も落ち込んでいたにもかかわらず、常に方さんのそばで励まし、支えてくれました。
気持ちを切り替えた二人は、最後の希望を込めて、残っていた女児胚を移植することにしました。そしてついに、幸運の女神は微笑みました。移植から14日後のHCG検査で着床が確認され、6週目の血液検査でも数値は非常に良好でした。
この結果に、方さんは感激のあまり涙を流しました。「この数年間に耐えてきた苦労が、すべて報われた」と彼女は語ります。これこそが、母性愛の偉大さなのかもしれません。